グリップはマーブル模様のウッドプリント
シェルはダークグレーで
体育館の床シートみたいな表面加工のABS樹脂、
フレームは真鍮色のアルミ合金・・・
と、見た目と素材が全然違うのがミソ。
上蓋を開いたときに横から支える腕がありません。負荷は左右二つのヒンジが全て受け止めます。
書類入れ下方には樹脂成形の三つの小物入れがついていますが、プラスチックの質感は
ちょっと昔のフランスの自動車のアノ感じ・・と言えば、判ってもらえるでしょうか(^^;)
デルセーの製品って、スーツケースやソフトショルダーとかはあまり特徴がなくて「黒子に徹する」というか「中の荷物が運べりゃいいんだろ」的な、合理的かつ素っ気ない物が多いのです。
が、このアタッシェだけは何故か異様に格好がイイ。
アルミフレームに樹脂シェルという構造はサムソナイトのアタッシェとほぼ同じで、別になんの変哲もない構造なのですが、実用一点張で合理的なサムソナイトに比べててこちらは妙なところで凝っていたり変に理屈っぽい所があったりしてしてそれがなんともカワイイのです。
「オレはそこら辺に転がってるフツーのアタッシェとはチッと違うんだゼ、ほら、ここんとこなんか見てみな、かっこいーしー便利そーだろ、エッヘン」みたいな唯我独尊中華思想で自己を主張するのデルセーのアタッシェ、私の好きなケースです。